佐賀の新米農家、ど田舎から

佐賀の新米農家です。日々、気づいたことを日記としてかけたらいいなと思ってます。

微かに希望が見えた日

昨日は、自分にとってとても大きな1日だった。

 

自分のこれからの方向性がぼんやりと定まった1日だと思う。

 

始まりはちょっとした思いつき。

 

朝、ばあちゃんと一緒に小屋にいて、農作業をしていた時、ばあちゃんの作業を見て、ふと、これ手売りしてみたいと思った。

 

そこで、Facebookで呼びかけてみた。

 

#伊万里の方限定 の販売

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反応なかったら反応なかったで悲しいけど、それは収穫だからと思って、ほんとダメ元でやってみた。

 

すると、多くの方が、見てくれて、シェアしてくれたら、注文してくれた。

 

びっくりしたし、嬉しかった。

 

そして、食べてくれた多くの人が食べた野菜の写真をアップしてくれたり、人に紹介してくれていて感激した。

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昨日、水菜届けた時に、もらったやつ。魚もらったり肉もらったり、逆にこっちの方が余計にもらってる😂

 

こんなことありえないし、本当にありがたい。

 

実際やってみて、注文してくれた人、一人ひとりに手渡しするのって、すごく大変だった。

(まだそんなに数多くないけど)

 

1日の売上は2520円だった。

 

お金をいただくことって本当に難しい。

 

改めて、お金って重いなって思った。

 

自分で働いてお金を稼いでいる人たち、本当にそれだけで尊敬する。


これを1年間続けても、年収10万円にもならない。

 

生活できない。

 

でも、本当に微かだけど希望が見えた。

 

こうやって自分で発信して、商品に値段をつけて、お客さんに届けて、直接会話できたこと。

 

やったことでいろんな課題も見えてきた。

 

大きな前進だ。

 

どんな人がどんなようにして食べているのか。

 

それを知って野菜を作るのとそうじゃないのでは、野菜の作り方も違ってくると思う。

 

僕がやりたい農業のスタイルが少し見えてきた。

 

それは、

 

顔の見える範囲の50人にしか野菜を売らないという農業

 

農業の大切さをわかってくれる人、持続可能な未来に向けて無農薬で野菜を作ることの大切さをわかってくれる人、伊万里の未来を考えてくれる人だけに絞って野菜を売りたい。

 

顔の見える50人にしか売らないと決めたならやるべきことは明確だ。

 

無農薬で自然の摂理に則って、たくさんの野菜を作ること。

 

スーパーでは手に入らない珍しい野菜をたまにおまけで入れること。

 

そして、透明性を保って、嘘をつかず、成功も失敗も全部見せること。

 

お客さんが風邪気味の時は、風邪に良い野菜を少し多めに入れたり、何か良いことがあったらお祝いにサービスをたくさん入れたり、そんな日常に寄り添った親戚みたいな関係になりたい。

 

ゴミをなるだけ無くしたいから、野菜を包装するのにポリ袋は使わず、そのお客さん専用の同じ箱を何度も何度も配達して、ボロボロになってるのもいい。

 

たまに畑に来てもらって、子供や孫と収穫体験をしてもらうのもいいな。

 

一人一人の日常の一部になる小さな暖かい農家になりたい。

 

だから、多くの人にたくさん売るのではなく、少ない人に質の高いものを丁寧に届ける農家になる。

 

大量に収穫するために農薬や化学肥料を大量に使わなくていいと思う。

使わないような珍しい野菜を必死になって育てなくていいと思う。

無理してグローバルで戦わなくていいと思う。

 

僕が目指すのは、地元の本当に売りたいと思うお客さん50人しか契約せずに、旬の野菜を毎週3000円分ぐらい届けるという農家。

 

当たり前で誰でもできることを地道にコツコツとやっていきたい。

 

そう、決めた。

 

衰退していく田舎で、そこを超寄り添って、農業が成り立つのかどうか見てみたい。

 

20代前半は、多くの人に敬遠される農業という生業で生計を立てて、田舎で事故実現するロールモデルになりたい。

 

家に帰ると、いとこが畑に来ていた。

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8時ぐらいまで枝豆の種まきを手伝ってくれた。

明日も仕事あるのに。

 

僕は本当に周りに恵まれている。

 

まだまだ生活費すら捻出できてないですが、大きく希望が見えた日でした。

#売上は2520円