「松本くん、今日は除草について日記で書いてよ」
「除草ですか?(え?、除草?書くことないっす、、)」
「除草は、奥が深い。
今日のやつは、他の人に見せるようじゃなくて、自分のために除草について書いて。いつもの文章量で。あ、今回は、引用なしね」
「はい!わかりました!(無茶ぶりすぎる、、除草だけでそんな書けんて、、しかも引用なしって、笑)」
ということで、今日は除草について語ってみようと思う。
(そんなに語ることできなさそうだけど。。笑)
完全に、3年後とかの自分のために書くのでここで、閉じてもらっても構いません。
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除草には2種類ある。
手で行う除草と、草刈機を使う除草。
草刈機を使うと楽だ。
でも、草刈機を使えない場所がある。
それが生育中の畝とハウスの際だ。
畝の除草は、周りに、リーフが生えているから、周りのリーフを傷つけないように注意して行わないといけない。
収穫バサミを利用して、一つ一つ、根っこから抜いて、土が掘り返されないように、慎重に行う。
畝の除草の目的は大きく分けて二つだ。
一つは、リーフの生長を妨げないため。
もう一つは、収穫の邪魔にならないため。
ハーブ系のリーフは、アブラナ科のものと違って生長が遅い。
そのため、草が生えやすい。
その草がリーフの生長を妨げてしまうので除草をする。
また、収穫のスピードが売上に直結するので、収穫をスムーズにするために、除草をすることもある。
畝の除草に関してはそんなところだ。
畝以外の除草。
ここは主にハウス外の除草。
ここはすごくボーボーになる。
なぜ、除草しなければいけないかというと、ハウスの風通しが悪くなるからだ。
ハウスの外にある強い草は、鎌を使って、ガシガシむしる。
軍手も必要だ。
日当たりによって、生えてる草が違うから面白い。
日が当たらない場所は、茎が太い草がたくさん生えていた。
一つ一つ、鎌を使わないといけないのですごく時間がかかった。
日当たりのいい場所は、茎が細く半分のスピードで作業できた。
このスピードが大事だ。
だって、除草をいくらしてもお金を生み出してないから。
季節によって草の大きさに違いがある。
夏は生長してて、大きいから、もっと時間がかかる。
適切なタイミングで除草を行うことが、この時間を短縮するコツだ。
後のことも考えないといけない。
抜いた草は、土にそこに日が当たらなくなり、生えにくくなる。
「除草剤を使えばいいじゃないか?」
多くの農家は除草剤を使うが、ここは無農薬栽培に拘っているため、除草剤は使えない。
除草剤を使っていないからか、虫がたくさんいる。
ダンゴムシやムカデやミミズ、青虫、クモなど。
クモは他の虫を食べてくれるから、益虫だ。
こういう益虫をどうしたら増やせるのかというのも無農薬で農業をやるには考えないといけない。
僕はここの知識がないから、勉強したい。
このように、除草は大変だが、一切、お金を生んでない。
どんだけ除草を頑張っても、売上に直結しないが、頑張らないと売上が落ちる。
このバランスが難しいところだ。
諦めるところは諦めなくてはいけない。
だから、除草は頑張ってはいけない。
さっき、スピードが大事だと言ったが、ここであまり頑張ってしまうと他の作業に影響を与えるから。
いかに、サボるか。
いかに時間をかけずに楽をするかが除草の究極の必勝法だ。
このように、畑はあらゆるところを総合的に見て判断していかないといけないから、大変だ。
お米とか、1年に1回しかできないから、10年やってもまだ、10回しかやったことがないっていう世界。
どんどん気候変動して、毎年、違う環境になってるこのご時世、何十年やっててもまだ始めてのこともいっぱいある。
判断を下すのは本当に難しいなと草をむしりながら想像していた。
除草といえば、除草のために、羊やヤギを買っている有機農家にあったことがある。
その農家のアイコンになってて可愛かったな。
ヤギ飼うのって、結構大変やと思うけど、除草の手間考えたら結構いいかもな。
僕も農業始めたら飼ってみたい。
ヤギのチーズ最高にうまいし。
(ちょっと臭くてダメって言う人も多いけど、ワインと一緒に食べると最高)
と言うことで、つらつらと除草について書いてみた。
意外と書くこと結構あった。
そして、今回のように普段何気なくやっていることを言語化するのっていいなって思った。
なんでもない日常を編集して、言語化する訓練はこれからもやっていきたい。
素晴らしいテーマありがとうございます。笑
何年後かにこの除草について読んで、お前甘いぞと言えたらいいな。笑