大学生活も、もう終わる。
電車の乗り方もわからなかった高校生だった僕にとっての大学生として過ごした時間は、あまりにも刺激的すぎて、ほんとに充実してたなと思う。
さて、卒業といえば、卒業旅行だ。
みんな友人と国内外、いろんなところに行ってることだろう。
僕の卒業旅行は、ここだ。
愛知県の南知多。
海が綺麗で、自然豊かな素敵な場所だ。
ここに1ヶ月ぐらい滞在する。
目的は、ここでマイクロリーフを作っている農家さんのところで研修すること。
僕は、卒業後、伊万里で農家になる。
僕の祖母は、水菜農家だが、そこを継ごうと思う。
祖母の水菜の年収を見て、びっくらこいた。
そして、それを見て、やろうと思った。
祖母は毎日、毎日、足を引きずりながら、作業して、時には徹夜することもある。
そんな大変な思いをして、水菜の作業をやっている。
どのくらいの給料なのか?と思って、明細を見たら、なんと年間で30万ちょっとしか稼いでない。
時給換算すると100円ぐらいじゃないかな。
「田舎では稼げない」
僕の周りではどんどん若い人がいなくなっていく。
きっとこれから田舎では生きられない社会になって、都会しか残らないと思う。
だから、田舎に残ることにした。
だって、そっちの方が、難しいから。
そこに挑戦したい。
まずは、ここで、しっかりと学んで、小さくてもしっかりと収益をあげている農業を学んでくる。
それが僕の卒業旅行だ。