素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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なんとかしたいって人は結構いる

ハウスの片付けがちょっとずつ進んできた。

 

問題だったのが鉄パイプ。

 

めちゃくちゃ長くて、運ぶのも一苦労で、処理に困っていた。

 

「鉄パイプ 処理」とかで検索しても、なかなか良いヒントが得られなくて。。。

 

鉄パイプを切るという発想がなかった。

 

鉄パイプを切るためには、ゴッツイ機械が必要で、火花とか散らさないといけないのかな。。っていうイメージだった。

 

「鉄パイプ 切断」と検索すると、結構いろんな方法があった。

 

 

 

1000円前後で買えるパイプカッターを使うと、結構簡単に切れることを知ったので、近くのホームセンターで買って早速試すことに。

 

 

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パイプカッターの仕組みは、切り込みを入れて、一周させて切るといった感じだ。

 

結構簡単に切れて、感動した。

 

高校の先輩も手伝いに来てくれて、一緒に作業したことでだいぶ捗った。

 

その先輩は、独立とかも考えている方で、作業しながら、その先輩の話を聞いてて、すごく刺激になった。

 

こうして若い人で、盛り上げていけたらいいな。

 

 

 

使えそうな鉄パイプは残して、使えなさそうなパイプは、鉄くずとして持っていく。

 

鉄くずでも、キロ20円ぐらいで引き取ってもらえる。

 

鉄パイプをずっと使っていると鉄パイプの加工とかもチャレンジしたくなった。

 

電気も通るようになるし、溶接、本格的に勉強しようかな。

 

 

午後は、中学校の先輩からTwitterで連絡があって、10年振りに会うことになった。

 

農園に遊びに来てくださった。

 

その先輩は、地元で何かしたいと考えていたらしく、僕がやっていること見つけて、ブログなどを読んでくださっていた。

 

今、大企業で働かれてて、ビジネス経験も豊富で、熱い想いも持たれてて、話を聞いてて、すごくワクワクしたし、近場で同じ思いを持った方がいて、嬉しかった。

 

伊万里終わってる。伊万里なんて出ていきたい。そう思っていた。」って話されていた。

 

確かにそう思う。

 

「でも、やっぱり離れてみると、愛着湧くよね」

 

 

こういういろんな経験を持たれた方が、伊万里のことを気にしてくださってることが、本当に嬉しいし、本当に刺激になった。

 

中学の時とは違った話ができて新鮮だった。

 

10年ぶりで変な感じしたな。

 

僕は、まだまだ全然結果も出せてないし、この先どうなるかも全然分からないけど、1日1日ちょっとずつコツコツやって、しっかりと力をつけたい。

 

 

伊万里をなんとかしたい、っていう若い人は、結構いるから、伊万里に残っている人間として、しっかりと結果を出したい。

 

みんなで、ガンガンやりたいな。

 

 

 

 

  

 

鶏を増やすための準備

養鶏を初めて、もうすぐ3か月ぐらいになる。

 

大人の鶏から始めて、大雛や、ひよこもいるようになった。

 

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まだまだ小規模ではあるが、ちょっとずつ形になってきたかなと思う。

 

卵の味も、美味しいって思えるようになってきた。

 

 

今は超小規模でやっているから、餌や水などは、なんとかやれている。

 

でも、もうちょっと増やしたいなって思う。

 

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そのためには、水、電気、撹拌器などもう少しインフラへの投資が必要になる。

 

 

水は井戸を掘ろうと思っているが、今日また別の業者に来てもらった。

 

その方は、おしゃべりで知的で優しいだったが、さく井工事には、あまり気乗りしてない感じで、ネガティブな意見を結構残して帰っていった。

 

本当にやろうと思うなら、1000万円以上かかる言われた。

 

メートル3万、4万はするって。

 

業者によって、こうも違うんだなってびっくりした。

 

聞けば、その会社は普段、地質調査をしているらしく、さく井はあまりやってなさそうだった。

 

でも、この方の話がもし本当だったら、これから井戸掘るのはすごく不安だなって思った。

 

もう一社ぐらい話聞いてみようと思う。

 

水はなんとかせねば。

 

 

電気は、業者から見積もりが出て13万円ぐらいで農場に電気を引っ張れそうな感じだった。

 

電気はなんとかなりそう。

 

 

苦戦しているのが、撹拌器。

 

餌を混ぜるために必要なのだが、全然見つからない。

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ネットで探してもほとんど出てこない。

 

使ってないものがあると聞いたので、知り合いの肥育農家さんのところに視察に行った。

 

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話を聞くと、使ってない撹拌器は、元々150万円で買ったそうだ。

 

2トン弱ぐらいのサイズだったので、僕にはちょっと大きすぎたので、受け取らなかった。

 

撹拌器は、ほとんど出回ってない。

 

現在の畜産は、ほとんど出来上がった餌(配合飼料)を保管して、そのまま与えるシステムになってるから、撹拌器を使っているところはあんまりない。

 

そして、新規で畜産を始める農家もほとんどないので、撹拌器の市場はちっちゃく、やってる会社も少なく撹拌器自体はすごく高い。

 

出来れば中古で手に入れたい。

 

今回、訪れた肥育農家さんは他の人あたってみると言ってくださったので、よかった。

 

僕の方でも、まずは、肥育農家に聞きまくって、ちゃんと撹拌器手に入れたい。

 

 

やりながらすごく思うけど、新規で畜産をやることって結構難しいだろうなって思う。

 

あまり情報がない。

 

どうやって探していいかわからない。

 

そして、決まりも多いし、一個一個の設備が高い。

 

僕の場合は、もう少しでなんとかなりそうな感じはするんだよな。

 

不確定なことがまだいくつかあって不安やけど、とにかくやるしかない。

 

 

2020年も残りあとわずか

最近は、日照時間がだいぶ減った。

 

朝5時ぐらいから作業して、7時半ぐらいまで作業していた夏が、懐かしい。

 

今は、朝7時前ぐらいまで暗いし、5時半過ぎるともうまっ暗だ。

 

計算すると、その時と比べて、今は1日で作業できる時間は4時間ぐらい減ったことになる。

 

この4時間をどう使うか?ってのがすごく大事だ。

 

 

来年は、自分にとってかなり大切な一年になる。

 

今年もそうだったが、それよりも特に。

 

来年は方向性をある程度固める年。

 

今年は、農業をスタートして、自分の方向性を模索する年だった。

 

農業始めた時は、今後どうしていくかという具体的な方向性が全然見えなかったけど、ちょっとずつ方向性が見えてきたように思う。

 

来年は、養鶏場の規模を拡大し、野菜のラインナップももっと揃えて、沢山のお客さんに届ける活動もやらないといけない。

 

きっと人も雇うので、働く場としての整備もしなくては。

 

農家としても、商売人としても、経営者としても、どれも高いレベルでしっかりとこなしていかなくてはいけない。

 

自分の中あるものしか、アウトプットできない。

 

アウトプットするためには、しっかりとインプットが必要だ。

 

気づけば、2020年も残りあと少しになった。

 

暗くなって作業ができずに浮いた時間は、徹底的にインプットに時間を使おうと思う。

 

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2020年までに読み切るのは以下の本

 

・養鶏に新時代が来た 

・ニワトリ人類を変えた大いなる鳥 

・ニワトリの科学 

・成功する農業 

・JAが変われば日本の講義は強くなる 

・日本農業の真実 

・農業新時代 

・農家はつらいよ 

・「農業を株式会社化する」という無理 

・雑草の自然史 

・農業大国アメリカで広がる「小さな農業」 

・ぐうたら流有機農業のコツ読本 

・土の文明史 

・ニワトリの動物学 

・図解でよくわかる土・肥料のきほん 

・図解でよくわかる土壌微生物のきほん 

雑草社会がつくる日本らしい自然 

マッキンゼーが読み解く食と農の未来 

・農業全書 

・野菜の作業便利帳 

・小さい農業で稼ぐコツ 

・野菜栽培の基礎 

・作物栽培の基礎 

・ニワトリの大研究 

・雑草学総論 

有機農業の技術と考え方 

・「山奥ニート」やってます。 

・農業問題序論 

・雑草生態学 

・野草の手紙 

・ヤギ 

・薬草利用教室 

・自然卵養鶏法

・小さくて強い農業を作る 

・自給養鶏Q&A

 

全部で35冊。

 

中にはかなり分厚い本があるので、一冊読み切るのに15時間ぐらいかかりそうなのもある。

 

どれも農業関係の本で、中には読んだことのある本もあるが、復習も兼ねて読むことにする。

 

良質なアウトプットをするためには、良質なインプットが必要だ。

 

2020年後悔しないように、最後追い込む。

 

この1ヶ月ちょっとで、ちゃんとインプット出来たかで、来年の過ごし方が本当に変わる。

 

サボりがちなので、一冊一冊、感想も書いて、シェアしていこう。

 

 

 

 

 

農家の仕事は環境づくり

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家畜保健衛生所の方々が来て、石灰を11袋もらった。

 

石灰が配られた理由は、高病性インフルエンザ対策のため。

 

香川県で数軒のインフルエンザが確認された。

 

その中には33万羽という相当数の数の養鶏場もあった。

 

他にも、鹿児島の水源で、インフルエンザの菌が確認されたそうだ。

 

鹿児島にで確認されたいうことさ、九州に菌があることは間違い無いので、引き続き対策はしっかりとやらないといけない。

 

といっても、インフルエンザが出た養鶏場も大規模なところで、きっとめちゃくちゃ対策してたと思うから、防ぎようがないのかな…

 

インフルエンザは、自分だけじゃなくて周りにも迷惑がかかる。

 

感染症といえば、今、猛威を奮っているコロナウイルス

 

ウイルス自体よりも、それにかかった時の世間の目が怖いな。

 

僕の養鶏場は、1000㎡ぐらいの面積があり、その周りに一人で石灰を撒くのは結構大変だけど、何かあったら、しょうがないのでちゃんとまがなければいけない。

 

どんな仕事もリスクはつきものなので、それをどう防げるかが、プロとして大事なことなのかもしれない。

 

 

 

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先日、仕掛けていた罠に、イノシシが入ってたみたいだ。

 

でも、捕まってなかった。

 

中を覗くと、餌が食べられていた。

 

でも、糸は動いてなかった。

 

僕はハンターとして、まだ実力不足みたいだ。

 

仕掛けの餌を食べていたということは、罠の中に入ったということ。

 

かかるのも時間の問題かもしれない。

 

糸の張り方や朝のまき方を変えて、もう少し様子を見てみようと思う。

 

もし捕まったら、どうしようか。

 

ちょっぴりワクワクする。

 

 

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今、整備しているもう一方の金柑のハウス。

 

草はだいぶなくなって歩けるようになった。

 

毎日、草をたべてくれているヤギのおかげ。

 

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問題はゴミ。

 

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ゴミがなんとかなれば、あとは、金柑の木を抜根して、上にビニールをかぶせて、金網で周りをぐるぐる。

 

ここを急いでいるのは、金柑が色付き始めると、鳥が寄ってきて、鶏と接触する可能性があるから。

 

金柑に寄ってくるところは見たことないけど、知り合いの人が危ないぞ、って言っていた。

 

 

農業は、環境を整えることが仕事だ。

 

土を耕すことも作物にとっていい環境を作ること。

 

水やりも、作物にとっていい環境を作ること

 

ビニールハウスを作ることも、こうして害獣が来ないように対策することも、環境を作ること。

 

環境を作るって、すごく広義で、いろんな解釈ができるけど、まさにいろんな環境を整えています。

 

そのためには、知識や技術が必要なので、もっと勉強しなくては。

 

 

 

 

 

 

井戸堀の業者見つけるの難しい

「ねえねえ、蛇口はどこ?」

 

「ごめん、蛇口なかとよね」

 

手伝いに来てくれた人とよくする会話だ。

 

 

うちの養鶏場は、水が通ってない。

 

雨水を溜めたり、小川の水を使っている。

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そうそう、電気もない。

 

すごく原始的。

 

今の時代、電気も水もなくやれるって、逆にすごいことじゃないかなって思ってる。

 

このやり方でやってると、どこでもやっていける気がしてくる。

 

 

これまでは、鶏の数がそんなになかったので、水が無くても電気がなくても、やっていけてたけど、今後、鶏の数をもうちょい増やしたいなと考えている。

 

そうなると、今のままじゃ足りない。

 

今後の展開や作業の効率化を考えると、お金がかかったとしても、井戸を掘ったがいいなと思ったので、調べてみることに。

 

 

井戸掘りは、水脈の関係もあり、地元の業者に頼んだ方がいいと聞いた。

 

ネットで見つけた伊万里の企業に電話すると、今はやってない、と断られた。

 

ネットで井戸掘りをやってる業者について調べても、なかなか出てこない。

 

農業やってて知ったことは、日常的に使わないような製品やサービスはなかなかネットにはあまり載ってないということ。

 

今、餌を混ぜるための撹拌器を中古で探しているが、その情報もネットになかなか載っていない。

 

これも早く手に入れなくては。

 

地元に根差して事業を行なっているところは、人伝に探すしかないんだなって思う。

 

知り合いに水道周りの会社があったので、尋ねてみると、隣の市のある会社を教えてくれた。

 

その会社曰く、伊万里は、さく井やってるところほとんも無いらしい。

 

 

近くに、水脈わかる人いなかった。。

 

 

気を取り直して、隣の市にある教えてもらった××ボーリングという会社に電話すると、

 

「うち、井戸やってないです。そのボーリングじゃ無いんですよね。エンジンのボーリングです」

 

 

 

他にもハウスを建てている業者に電話したり、農家さんに聞いてみたり、、

 

なかなか見つからない。

 

ある建設会社に電話して、やっと一つ会社を紹介してもらえた。

 

その会社の社長さんがうちの農場に来て、周りの地形を見るなり、

 

 

「この辺を掘った方がいいでしょう。50メートルもいかないと思います」

 

 

長年の経験から来る目利きなのだろうか、ここを掘れば出ると、言われてた。

 

「金額どれくらいですか?」

 

「1メートル1万5千円です」

 

プラスで、水を汲み上げる機械とかも必要になる。

 

とりあえず、見積もりを作ってもらって、出来たらあと何社か話聞いてみたいなって思っている。

 

誰か知り合いいませんか?

 

電気もやらなくては。

 

 

 

 

 

 

 

 

しょぼいから、

久々にブログを更新します。

 

 

ここ最近、文章を書くのがちょっと嫌になってました。

 

なんかいろいろ考えてしまって、筆が進まなくなってました。

 

自分が成したいことを考えた時に、今やってることがあまりにも小さすぎて、そのギャップが恥ずかしくて。

 

日々のやってることが地味で地味で、それを見せるのがちょっと憂鬱になってしまってました。 

 

こんなことしか出来ないのか?

まだ、そんなことやってるのか?

 

って思われるのが嫌だったのかな。

 

要は、カッコつけてしまい、ありのままの自分を見せるのが怖くなってました。

 

僕が農業をしている理由は、一人一人の力を最大限発揮できる職を田舎にたくさん作っていきたいと思ったからです。

 

便利になり、効率化されたこの現代で、自然を活かした農業をやること自体に価値があると考えています。

 

その価値を再定義し、それを生かすことで生まれる福祉、レジャーや教育など、田舎でしかできないような事業をたくさん作っていきたいです。

 

 

ただ、現実は、草刈りやゴミの片付けや、細かな道具の製作など、理想とは程遠い小さなことばかりやってます。

 

もっと自分に実力があれば、もっとうまくやれるはずなのに。

 

やってることがやりたいことと程遠く、その結果、今の自分を見せたくないっていう思考に走っていたような気がします。

 

 

ここ数日、自分の現状やこれからを、計算したり、言語化したりして、冷静に分析してました。

 

改めて、どんな自分になりたいか?

どんな仕事をやっていきたいか?

 

全然収入はは無いのに、出費は出ていくばっかり。

 

休みもない。

 

 

でも、自問自答していく中で、そんな道からこそ、自分はこの道を選んだと納得した。

 

学生時代に、留学したり、営業の仕事したり、イベント企画したり、ライターの仕事してたのは、良い会社に行くためじゃなく、自分の力をつけるため。

 

 

2代目や3代目の農家の話聞いてて、お金の苦労や技術的な苦労はそんなに無くていいなと思ったりもした。(別のところでたくさん苦労してると思うが)

 

けど、逆に自分がその立場で、実家が儲かってたら、間違いなく農業をやってないだろう。

 

立て直したり新しく作ったりすることにワクワクする。

 

 

そうか、困難な状況を自ら選んだんだ。

 

 

僕は全くの農業に関して、ほんとに素人だし、その上、お金も経験もスキルない。

 

そんなやつが、一からやってるわけだから、うまくいかなくて当たり前だ。

 

でも、そんなやつでも、地道にコツコツやることで何かできるってところを見せれたらなって思う。

 

そう考えていくと、カッコつける必要なんてないし、もっもありのままをさらけ出していこうと思う。

 

しょぼくて当然。

 

コツコツやることで必ず良い成果を出せるってことを証明したい。

 

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だから、これからもブログ書いていこうと思う。

 

 

 

 

 

失敗はサイエンス

イノシシが入ってきた。

 

荒らされた。

 

餌を保管しているところ。

 

柵が壊され、餌の米袋が破られていた。

 

このまま餌を食べ続けられてしまったら嫌だ。

 

なので、罠を仕掛けた。

 

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果たして捕まるか?

 

捕まらんかったら、また次の対策を考えよう。

 

猪ハンターとして、初めて罠を仕掛けた。

 

なんか、ちょっとワクワクする。

 

 

「成功はアート、失敗はサイエンス」

 

この言葉は、メガネブランドのOWNDAYSの田中さんが何かの番組で言ってた言葉で、すごく心に残っている。

 

成功はいろんなやり方があるから、真似できないけど、失敗は大体みんな同じところで失敗するから、成功を真似するより、失敗についてしっかりと学んだ方がいいと言われていた。

 

 

僕自身、失敗の本質という本は、日本軍がなぜ失敗したのか?ということが分析されていて、そこで紹介されていることは、戦略を立てるときや組織を動かすとき、何かプロジェクトをやるときにすごく参考にしている。

 

 

そうそう、お世話になっている金吾さんも、

 

「成功談は、あてにならん。失敗を大事にしろ」とよく言われている。

 

 

失敗について、しっかりと考察するような癖をつけたいなと思う。

 

 

 

急に電話がかかってきた。

 

一度会った方だったけど、そこまで親しくない方だった。

 

話はいきなり始まった。

 

「oo町の××です。その節はお世話になりました。来年は、猪年でしょ?私、焼き物作っているんですよ。猪の焼き物買いませんか?」

 

「えーっと、大丈夫です。」

 

「大丈夫って、いるってことですか?」

 

「いや、いらないです。」

 

「あーっ、そうですか!どうも(ぶちっ)」

 

って感じだった。

 

僕も、農作物を売って商売をしている身として、営業は勉強しないといけない。

 

失敗から学ぶという点では、いい題材だなって思った。

 

 

シンプルに、その猪の焼き物欲しい!ってならなかった。

 

なぜか?

 

そこに共感することもなかったし、必要性も感じなかったらから。

 

もし、自分の暮らしとその商品がどこかで重なる接点があれば、よかったのかな?

 

例えば、置物を置いたことあるかないか、聞いてみて、もし、あればそれについて聞いてみて、もしなければ、あることでどうなるか聞いてみて

 

もっと、自分の商品を売る前に、相手のことを知る必要がある気がする。

 

 

一方的に押し付けるのは、良くないんだなと改めてわかった。

 

 

商売は、お互いがハッピーにならないといけないと思うので、僕も相手のことをしっかりと想像して、農作物を届ける人になりたいな。